研究成果の概要 |
東北地域の主力水稲品種「ひとめぼれ」を共通親とする20組合せ約3,000 RILs (F8~F10) のイネNested Association Mapping 集団を用いて、群落構造に関与する葉身形態や分げつ角度などについてGWASを実施した。全3,000RILsの全ゲノムリシーケンスから、278,947 SNPsから成るGWAS用Genotypeデータセットを構築した。GWASから、葉身幅、SPAD値、分げつ角度において既知遺伝子が原因と推察される主要QTLに加えて、多数のマイナーQTLを検出した。これらQTLの原因遺伝子の同定および機能解明により、イネ多収性ゲノム育種の進展が期待される。
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