研究課題
基盤研究(B)
①開花期における日射の吸収量が開花期以降の乾物生産を支配し、この乾物生産量が莢数の増加とそれに伴う収量の増加に関与する重要な要因であった。②子実肥大始期までの窒素吸収量が子実数の増加とそれに伴う収量の増加に関与する重要な要因であった。③そのため、開花期以降の乾物生産量または子実肥大期までの窒素吸収量の圃場内・圃場間変動を是正するPCMが、これらの空間変動を是正し、収量の増加に貢献できると考えられた。④開花期以降の乾物生産量または子実肥大期までの窒素吸収量の圃場内・圃場間変動を推定する新しい生育指数として、クロロフィル指数(CI)と日射量の積(I)の積算値(Σ(CI×I))を提案した。
栽培システム学
日本のダイズ作は輪乾田で栽培され、その収量と品質は低く不安定です。その原因として、圃場内・圃場間における品質・収量の不均一性があります。本研究は、その不均一性を是正する栽培管理法を提案するものであり、ここに、学術的意義や社会的意義があると考えます。