研究成果の概要 |
硫黄(S)同化・代謝の調節機構について、SULTR1;2, SULTR2;1, APR3のS不足(-S)応答を担うシス配列を同定するとともに、それぞれに結合する転写因子候補を単離し、機能解析を進めた。SULTR2;1, APRの-S応答に変化を生じた変異株を単離し、部分的に原因遺伝子を明らかにした。SLIM1の機能発現へのC末端57アミノ酸の必要性を示すとともに、SULTR1;2とSLIM1の情報伝達が異なることを示唆した。また、-S下や暗所におけるグルコシノレート(GSL)分解を担う酵素を同定し、GSLがS貯蔵に果たす役割を明らかにした。
|