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2020 年度 研究成果報告書

新たな遺伝学的アプローチによる下垂体後葉系を基軸とする生体防御反応の統合機構解明

研究課題

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研究課題/領域番号 17H04027
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
研究機関産業医科大学

研究代表者

上田 陽一  産業医科大学, 医学部, 教授 (10232745)

研究分担者 吉村 充弘  産業医科大学, 医学部, 講師 (00464462)
丸山 崇  産業医科大学, 医学部, 准教授 (20533194)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード遺伝子改変動物 / 下垂体後葉ホルモン / バゾプレッシン / オキシトシン / 体液バランス / 疼痛 / 性周期 / ストレス
研究成果の概要

遺伝子改変技術を用いて下垂体後葉ホルモン(バゾプレッシン、オキシトシン)と蛍光タンパクの融合遺伝子およびDREADDsシステムを導入したトランスジェニックラットを作出し、バゾプレッシンおよびオキシトシンを蛍光タンパクにより可視化し、DREADDsシステムではバゾプレッシンおよびオキシトシンニューロン特異的に活性化することができた。これらのラットを用いて、体液の恒常性破綻、加齢、疼痛、性周期・性ホルモン、摂食・飲水行動について検討し、視床下部室傍核を基軸とした下垂体後葉系、正中隆起を介した下垂体前葉系、および脊髄下行系を介して下垂体後葉ホルモンが種々の生体反応に関与していることを明らかにした。

自由記述の分野

生理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

遺伝子改変技術を用いて作出したトランスジェニックラットを用いて、神経内分泌系および自律神経系の統合中枢・司令塔である視床下部室傍核に局在する神経分泌ニューロンの細胞体で産生された下垂体後葉ホルモンが下垂体後葉系、正中隆起を介した下垂体前葉系、および脊髄下行系を介して多彩な生理機能を発揮することを明らかにすることができた。下垂体後葉系を基軸とした体液の恒常性破綻、加齢、慢性疼痛、閉経に関わる生体防御反応の統合とその破綻機構を明らかにすることは超高齢社会を迎えた我が国にとって社会的な意義がある。

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公開日: 2022-01-27  

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