研究課題/領域番号 |
17H04081
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ウイルス学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
木村 宏 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (30303621)
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研究分担者 |
奥野 友介 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院講師 (00725533)
伊藤 嘉規 名古屋大学, 医学系研究科, 准教授 (20373491)
村田 貴之 藤田医科大学, 医学部, 教授 (30470165)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | Epstein-Barrウイルス / 慢性活動性EBV感染症 / 欠失ウイルス / 悪性リンパ腫 |
研究成果の概要 |
慢性活動性EBV感染症患者の検体・細胞株を用い、次世代シーケンサーによる統合的遺伝子解析により、以下のごとくの結果を得た。1) 患者における頻度は低いものの、生殖細胞に保持されている遺伝子欠損/多型を少なくとも2つ見出した。2) 感染細胞に生じた体細胞変異を認め、一部患者で経時的解析によりクローン進化が明らかとなった。3) 患者では高率にEBV遺伝子の一部が欠失することを見出し、機能解析により遺伝子を欠失することがリンパ腫形成能に寄与していることを明らかにした。
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自由記述の分野 |
ウイルス学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
慢性活動性Epstein-Barr virus(EBV)感染症は、わが国をはじめとする東アジアに多いT/NK細胞性リンパ増殖性疾患である。本症は予後不良で治療法も確立されていない難治性疾患である上に、発症病理についても未だ不明な点が多い。本研究で得られた知見は、慢性活動性EBV感染症のみならずEBV関連リンパ腫や上咽頭がん・胃がんなどEBV関連上皮系腫瘍に共通する分子機構、さらには他の腫瘍ウイルスの発がんメカニズムを解明につながる可能性があると考えている。
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