研究課題/領域番号 |
17H04110
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態検査学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
足立 壯一 京都大学, 医学研究科, 教授 (10273450)
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研究分担者 |
上久保 靖彦 京都大学, 医学研究科, 特定教授 (60548527)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | ゲノム / フローサイトメトリー法 / レーザーマイクロダイセクション / 癌遺伝子 / 予後因子 |
研究成果の概要 |
(1)難治性腫瘍の新規予後因子の探索とそれを利用した新規検査法の開発 (2)新規検査技術の開発(XenoGraft Banking, 多次元フローサイトメトリー法(FCM)、レーザーマイクロダイセクション法)を遂行した。(1)小児t(8;21)及びMLL-AMLにおける新規遺伝子変異とオートファジー阻害剤による細胞死誘導増強効果を得た。(2)JCCG AML臨床試験(AML-D11)において、FCMによるMRD(微小残存病変)により、患者予後層別化が可能であることを示した。また、XenoGraft Bankingで得た小児白血病患者検体を用いて、新規抗癌剤の治療効果を解析中である。
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自由記述の分野 |
病態検査学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
難治性腫瘍に対する新規診断法の開発は、新規治療法の開発に直結する重要な課題である。京都大学人間健康では、多くの臨床検査技師資格を有する教員、大学院生と共に、JCCG臨床試験の中央診断施設として、難治性白血病の新規治療法の開発を行ってきた。すでに、多次元フローサイトメトリー法の開発、XenoGraft Bankingシステム、レーザーマイクロダイセクション法の開発に成功しているが、現在、AIを用いた微小残存病変同定可能な機器の開発、ドットダイセクション法を用いた過去腫瘍検体からのゲノム解析を遂行中である。いずれも、難治性腫瘍患者のゲノム診断、新規治療法の開発に直結する重要な研究テーマである。
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