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2019 年度 実績報告書

血中低比重リポ蛋白の性質と生活習慣・代謝異常・動脈硬化に関する地域疫学研究

研究課題

研究課題/領域番号 17H04120
研究機関琉球大学

研究代表者

中村 幸志  琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80422898)

研究分担者 惠 淑萍  北海道大学, 保健科学研究院, 教授 (90337030)
武田 晴治  北海道科学大学, 薬学部, 教授 (80374726)
櫻井 俊宏  北海道大学, 保健科学研究院, 講師 (60707602)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード低比重リポタンパク / 粒径 / ゼータ電位 / 硬さ / 高さ / 動脈硬化
研究実績の概要

地域在住の一般集団における血中の低比重リポタンパク(low density lipoprotein, LDL)のさまざまな性質(粒径、ゼータ電位、硬さ及び高さ(形状))に考慮した血清LDLコレステロール濃度と動脈硬化度の関連を明らかにする疫学研究を実施した。35~79歳の545名の冷凍保存血清を用いて、血中LDLの粒径、ゼータ電位、硬さ及び押し付け距離に基づく高さ(形状)を測定した。動脈硬化度として注目する心臓足首血管指数(Cardio Ankle Vascular Index、CAVI)及び足関節上腕血圧比(Ankle Brachial Pressure Index、ABI)などの既存データと突合させた。LDLの粒径とゼータ電位については、545名のうち、循環器疾患(心筋梗塞、脳卒中)の既往なく、かつ、高コレステロール血症の薬剤の服用なしの者433名を対象とし、さらにデータ欠損を除いた413名を最終解析対象とした。また、硬さと高さについては、次の3つ条件(①50~69歳男性、②循環器疾患(心筋梗塞、脳卒中)の既往なし、③高コレステロール血症、高血圧及び糖尿病の薬剤の服用なし)に合致する75名の中から無作為抽出した60名のみを対象に測定し、さらにデータ欠損を除いた54名を最終解析対象とした。LDLの諸性質(粒径、ゼータ電位、硬さ及び高さ)の中央値で対象集団を層別化し、各層で同様に血清LDLコレステロール濃度と心CAVI及びABIの関連をみた。本研究では、一般集団にて血清LDLコレステロール濃度との関連が乏しいCAVI及びABIという動脈硬化の指標に注目したが、LDLの諸性質の大小にかかわらず、血清LDLコレステロール濃度とCAVI及びABIの間には関連がみられなかった。

現在までの達成度 (段落)

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

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公開日: 2022-12-28  

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