研究課題/領域番号 |
17H04133
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
高嶋 直敬 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (80435883)
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研究分担者 |
三浦 克之 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (90257452)
野崎 和彦 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (90252452)
田中 佐智子 滋賀医科大学, 医学部, 准教授 (50453824)
喜多 義邦 敦賀市立看護大学, 看護学部, 教授 (30147524)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 機能予後 / 地域住民 / 健康寿命 |
研究実績の概要 |
本申請研究は、地域における脳卒中発症者及び地域住民コホート調査協力者を追跡し認知機能、身体機能などの機能予後を明らかにし、循環器疾患等の一次予防から三次予防までを俯瞰して解析することを目的としている。この目的のために網羅的に対象者の追跡を行うために介護保険情報を利活用して追跡を行う計画とした。また介護保険データについては、2009年に大幅な制度変更が行われている。本研究では追跡期間2009年をまたぐことから、認知症高齢者の日常生活自立度、認定調査項目等の提供を受けこれらのデータをもとにしてADLや認知症等についてもその要因について検討を行う計画とした。 平成30年度は平成29年度に引き続き同意が得られている調査協力者について、自治体と協議のうえで、自治体の協力を得て介護保険データ(介護度及び介護認定情報)の閲覧および転記作業を実施した。平成29年度に収集が終わってない、介護保険データは2014年度末までに延3500件であった。転記作業について、作業に時間かかるものから順次、作業を実施した。延3500件の介護保険データうち、1500件について転記作業を完了した。残る2000件については2019年度上半期に転記作業が完了する予定である。2015年から2017年までの3年間の約2000件についても現在、データ提供について自治体と調整中を行っている。現在収集済みのデータを用いて予備解析のための検討を合わせて実施した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
平成29年5月の医学系研究倫理指針の改正に伴い、本研究計画については承認済みであったが、対応が必要となった。本申請研究は以下の①脳卒中発症者の認知機能、身体機能などの機能予後を明らかにする研究及び②一般地域住民のコホート研究を用いて認知機能、身体機能などの機能予後を明らかにする研究の2つのサブテーマからなっている。 サブテーマ①については平成29年度に倫理審査で再申請が必要となり、平成30年度も事前審査中のため実施することができなかった。 ②については必要な手続きを行い実施しているが、平成29年度の実施が、倫理指針改定による法規制等の適合性対応確認等のために開始時期が遅れたこと及び、当初の想定よりデータ収集に時間がかかり、本年度末にデータ収集が完了する予定であったが、完了できておらず遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
一般地域住民のコホート研究を用いて認知機能、身体機能などの機能予後を明らかにする研究について、平成31年度上半期にデータ収集が完了予定である。下半期にコホート協力者に限られるものの本研究の目的である一次予防から三次予防までを俯瞰して解析を実施する。
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