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2019 年度 実績報告書

地域循環器疾患登録を用いた 脳卒中発症者の機能予後に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17H04133
研究機関近畿大学

研究代表者

高嶋 直敬  近畿大学, 医学部, 准教授 (80435883)

研究分担者 喜多 義邦  敦賀市立看護大学, 看護学部, 教授 (30147524)
三浦 克之  滋賀医科大学, 医学部, 教授 (90257452)
野崎 和彦  滋賀医科大学, 医学部, 教授 (90252452)
田中 佐智子  滋賀医科大学, 医学部, 准教授 (50453824)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード機能予後 / 地域住民
研究実績の概要

本研究は脳卒中発症者の機能予後について明らかにすること、発症前の食生活習慣などの修正可能な危険因子と機能予後について検討を行うために、介護保険認定情報を用いて機能予後を追跡し検討することを目的としている。
介護保険のデータについては、2019年度に約2000件について転記作業を行い、さらに2015年から2019年11月1日までのデータについては電子データの形で提供を受けた。転記したデータおよび電子データについて統合し延べ8710件、約1900人のコホート研究対象者の機能予後追跡データベースを作成し、地域住民コホートのベースライン及び生死および発症追跡データと突合し解析用データベースを作成した。
脳卒中発症者の機能予後については初発脳卒中発症者で発症以前にADLの低下あるいは発症後一か月以内に死亡した発症者を除く77名を対象に検討を行った。退院時のmRSが2以上は約5割であった。1年以内に要介護2以上は4割で、2019年11月までに約15%が死亡し、6割が要介護2以上となった。要介護2以上の中央値は3か月であった。このことから、発症を契機として徐々に進行するというよりは、発症によってADLが悪化し、その後はほぼ横ばいである可能性が強く示唆された。
機能予後低下の要因の検討ではコホートの対象者のうち、追跡終了時に65歳以上かつ、循環器疾患の既往がなくベースライン調査後3年以内に死亡及び機能予後低下(要支援以上)を除いたものを対象としてベースライン時のストレス対処行動、高感度CRPによる低レベル慢性炎症と機能低下との関連を検討した。ストレス対処行動では問題を解決しようとするあるいは前向きに考えると答えたものが、循環器疾患危険因子及び教育歴を調整しても有意に将来の機能低下のリスクが低いことを、高感度CRPが高いものは将来の機能低下のリスクが高いことをそれぞれ、明らかにした。

現在までの達成度 (段落)

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

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公開日: 2021-12-27  

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