研究課題/領域番号 |
17H04133
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
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研究機関 | 近畿大学 (2019-2020) 滋賀医科大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
高嶋 直敬 近畿大学, 医学部, 准教授 (80435883)
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研究分担者 |
喜多 義邦 敦賀市立看護大学, 看護学部, 教授 (30147524)
三浦 克之 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (90257452)
野崎 和彦 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (90252452)
田中 佐智子 滋賀医科大学, 医学部, 准教授 (50453824)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 機能予後 / 脳卒中 / 地域住民 |
研究成果の概要 |
本研究では約7000人の地域住民を対象とした追跡研究において、介護保険情報を収集し、循環器疾患、がんの発症、生死を追跡している追跡データーベースと統合して、ベースラインデータ、循環器疾患発症、機能予後、生死までを一貫して検討できるコホートデータベースを構築した。循環器疾患発症から、その後の機能予後、生死までの検討は症例数が少なく十分な検討ができなかった。研究期間内にはベースライン時の情報をもとにして将来の機能予後低下を予測できる因子の探索を行い、ストレス対処行動及び炎症マーカーである高感度CRPによる全身性の低レベル炎症の程度によって機能予後を予測することができることを明らかにした。
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自由記述の分野 |
疫学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この研究によって、ストレス対処行動や高感度CRPが将来の機能予後低下を予測することが示唆された。この結果はストレス対処行動を修正することによって機能低下を予防できる可能性を示唆するものである。高感度CRPは循環器疾患の危険因子である喫煙や糖尿病などで上昇することが知られており、これらを治療等で改善することで機能予後が改善できる可能性を示唆する結果である。一部の疾患で報告されているように抗炎症薬による治療によって改善が認められるかは、さらなる研究が必要である。
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