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2019 年度 研究成果報告書

DPCデータと検査値の統合データベースを用いた医療サービスの有効性と質の評価

研究課題

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研究課題/領域番号 17H04141
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 病院・医療管理学
研究機関東京大学

研究代表者

康永 秀生  東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (90361485)

研究分担者 堀口 裕正  独立行政法人国立病院機構本部(総合研究センター), 診療情報分析部, 副部長 (50401104)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードデータベース研究
研究成果の概要

全国約1000 病院のDPCデータを収集し、DPCデータ単独で可能な臨床研究を実施した。また、そのうち約20病院のオーダーリング・システムからデータを収集し、DPCの様式1・EFファイルデータに加えて血液検査などの検査データも加えたデータベースの基盤を構築した。
胃癌・大腸癌の手術患者について、DPCデータより患者背景、手術情報、併存症等を、SS-MIXデータから検査やバイタルサインのデータを抽出し、臨床指標を評価した。またDPCデータ等を用いて重症市中肺炎の治療薬(アジスロマイシンとレボフロキサシン、トロンボモジュリンとアンスロビン)とアウトカムの関連、など多数の研究を行い、論文を出版した。

自由記述の分野

臨床疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

多施設のDPCデータを収集し、DPCデータ単独で可能な臨床研究を実施した。また、DPCデータと検査データを結合したデータの分析も実施した。DPC データ単独では、答えられるリサーチ・クエスチョンにも限界があることがより明らかとなった。DPC データに検査値データ等を追加することにより、研究の対象範囲は拡大し、個々の研究の精度も向上できると考えられる。今回の研究により、他施設間での検査値データの正常値の標準化などを行い、データの蓄積・管理・統合という一連のプロセスの運用を軌道に乗せることができた。これにより、統合データベースを用いた研究をさらに推進していく基盤が構築できた。

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公開日: 2021-02-19  

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