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2019 年度 実績報告書

階層ベイズモデルによる医療の質指標算出とそのための手法の新規開発

研究課題

研究課題/領域番号 17H04146
研究機関国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター

研究代表者

立森 久照  国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, トランスレーショナル・メディカルセンター, 室長 (60342929)

研究分担者 伊庭 幸人  統計数理研究所, モデリング研究系, 教授 (30213200)
宮田 裕章  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (70409704)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード医療の質 / 階層ベイズモデリング / 小児外科 / 循環器外科 / 消化器外科
研究実績の概要

日本小児外科学会と共同で,日本小児外科学会指導医認定に関わる手術の内,先述の12の高難度術式を対象に,NCD-小児外科領(NCD-P)の2015年データを訓練データとして用いて,術前因子による術後30日の生命予後および合併症発生を予測するモデルを作成した。この成果は学術集会および国際誌の査読付き論文として公開された。
先天性心疾患に対する手術の生命予後および合併症発生,同疾患へのカテーテル治療における術後の生命予後および合併症発生,および消化器癌手術における術後合併症の予測についても,それぞれの関連学会と共同で,上述の日本小児外科学会と同様のリスクモデルの構築を進めた。全ての研究で倫理審査を含めた解析を始めるために必要なプロセスが完了し,実データ解析を行うための手続きが完了した。
先天性心疾患に対する手術の生命予後および合併症発生の予測においては,複数の課題についてリスクモデルの作成を実行中であり,「機能的単心室患者におけるSPシャント手術のリスクモデル」と「総動脈管症治療戦略におけるstaged repairの有用性の検討」についてはモデルが完成し,論文作成の段階に進んでいる。また後者については国際学会(AATA)に演題が採択された。他にも,Heterotaxy に対する外科的介入のリスクモデル,完全型心内膜床欠損症及びファロー四徴症合併症例に対する外科的介入のリスクモデルについても,リスクモデルの構築が進められている。
消化器癌手術における術後合併症の予測についても,食道悪性腫瘍に対する食道切除のリスクモデルの作成に着手し,術前情報のみを用いた一定の性能を持つリスクモデルの作成に成功した。今後は,このモデルをベースとして術中,術後因子を加えていき,よりリアルタイムに近いリスク評価が行えるシステムを構築したいと考えている。

現在までの達成度 (段落)

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020 2019

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Development and validation of risk models for mortality and morbidity in 12 major pediatric surgical procedures: A study from the National Clinical Database-Pediatric of Japan2020

    • 著者名/発表者名
      Terui, K., Hirahara, N., Tachimori, H., Kato, N., Fujishiro, J., Watanabe, E., Tomita, H., Okamoto, T., Fujiogi, M., Okamoto, S., Yonekura, T., Miyata, H., & Usui, N.
    • 雑誌名

      Journal of Pediatric Surgery

      巻: T.B.A. ページ: T.B.A.

    • DOI

      10.1016/j.jpedsurg.2020.03.031

    • 査読あり
  • [学会発表] 小児外科手術の医療品質評価―リスクモデル 作成の進捗報告―(続報)2019

    • 著者名/発表者名
      照井慶太,平原憲道,立森久照,加藤直広,藤代準,渡辺栄一郎,富田紘史,岡本竜弥,藤雄木亨真, 岡本晋弥,米倉竹夫,宮田裕章,臼井規朗
    • 学会等名
      第 56 回日本小児外科学会学術集会

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公開日: 2021-01-27  

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