研究課題/領域番号 |
17H04179
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 筑波大学 (2018-2019, 2021) 慶應義塾大学 (2017) |
研究代表者 |
家田 真樹 筑波大学, 医学医療系, 教授 (70296557)
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研究分担者 |
五島 直樹 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 招聘研究員 (70215482)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 心臓再生 |
研究成果の概要 |
心臓は再生能力に乏しく、重症心不全に対する新しい治療として再生医療が期待されている。心臓再生には幹細胞から心筋を作製し移植する方法があるが、細胞作製工程が煩雑、腫瘍形成の可能性、移植心筋の生着が困難など課題もある。これに対し、我々は心筋特異的転写因子を導入して、線維芽細胞から心筋を直接作製する心筋リプログラミング法を開発した。本研究では増殖能・多分化能を有する心臓前駆細胞の直接誘導を目指し、新規心臓前駆細胞リプログラミング因子を同定する。これまでに心臓前駆細胞リプログラミング因子としてTbx6を見出し、効率的に心臓前駆細胞や心筋細胞を含む心臓構成細胞に分化誘導することが可能となった。
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自由記述の分野 |
循環器内科
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は線維芽細胞を直接心臓前駆細胞に転換して心臓再生する全く新しい概念の研究である。これまで自らが積み上げてきた心筋直接リプログラミング研究の多くの知見や材料を利用するため、他より圧倒的に優位な立場で研究を進められる。線維芽細胞から心臓前駆細胞へのリプログラミングは、他の様々な臓器でも組織幹細胞への直接リプログラミングが可能であることを示しており、心臓再生医療実現への貢献のみならず他領域への大きな波及効果も期待できる。
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