研究成果の概要 |
X連鎖性アルポート症候群(XLAS)女性患者では臨床像と遺伝子型に相関は認めないことが確認された。α3, 4, 5(IV)鎖の分子シミュレーション解析では、ストップコドンを有するエクソンをスキップさせた場合に、正常なα3, 4, 5(IV)鎖とほぼ同様の立体構造を呈することが明らかになったことから、エクソンスキッピング療法によって、truncating変異をnon-truncating変異に修飾することで、XLASを軽症化する可能性が強く示唆された。また、ミスセンス変異症例の重症度は、α3, 4, 5(IV)鎖の三量体形成能と関連することも明らかになった。
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