研究課題
[1] In vitro Aβ凝集系における各種Aβ凝集体のseeding効果に対するオートクレーブ処理の効果:オートクレーブ処理及び未処理のAβ凝集体を用意し、処理前後におけるAβ凝集体のseeding効果の変化をチオフラビンT(ThT)法による継時的モニタリング及び世界最速の高速原子間力顕微鏡(HS-AFM)を用いて評価した。Aβ凝集体のseeding効果は、オートクレーブの処理時間や温度に依存して低下することを明らかにした。同じオートクレーブ条件で処理した場合、Aβ1-40凝集体のseeding効果はAβ1-42凝集体のseeding効果と比較してより大きく低下することを明らかにした。[2] Aβ凝集体のオートクレーブ処理前後の比較解析:Aβ凝集体をオートクレーブ処理前後でThTアッセイ、円偏光二色性スペクトル測定、電子顕微鏡を用いて比較解析した結果、オートクレーブ処理後のAβ凝集体は未処理のAβ凝集体と比較してβシート構造の割合が減少し、オートクレーブ処理後の線維状Aβ凝集体の長さは、未処理の線維状Aβ凝集体と比較して有意に短いことを明らかにした。[3] ADモデル動物における各種Aβ seedsのseeding効果の処理前後の変化:オートクレーブ未処理とオートクレーブ処理後のAlzheimer病(AD)脳ホモジネートをADモデルマウスであるR1.40マウスの脳に接種し、1年後にマウスの脳βアミロイドーシスの程度を検討した。その結果、オートクレーブ未処理群、処理群で明らかな差を認めなかった。
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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