研究課題/領域番号 |
17H04201
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
荒木 栄一 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (10253733)
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研究分担者 |
近藤 龍也 熊本大学, 医学部附属病院, 講師 (70398204)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 糖尿病 / 細胞内ストレス / 熱ストレス応答経路 / 慢性炎症 |
研究実績の概要 |
膵β細胞特異的HSP72過剰発現糖尿病マウス:インスリン分泌能やβ細胞の再生能等に関する解析(荒木担当)体重、空腹時血糖値、インスリン値、糖負荷試験におけるインスリン分泌反応、膵島における組織学的検討(インスリン・グルカゴン・PDX-1・MafA・Ngn3発現など)を実施しるデータ解析中である。 肝臓・筋肉・脂肪特異的HSP72過剰発現糖尿病マウス:肝臓、筋肉、脂肪細胞におけるインスリン作用に関する解析(近藤担当)肝臓と脂肪特異的HSP72過剰発現糖尿病マウスの作成に時間を要しており、Tg作成に2回失敗して3回目を実施中である。同マウスが完成すれば、体重、空腹時血糖値、インスリン値、糖負荷試験、インスリン負荷試験 、解剖時に下大静脈より3Uの速効型インスリンを静注し、各組織を摘出後インスリンシグナル伝達経路を解析。さらに諸臓器における酸化 ストレスマーカーや小胞体ストレスマーカーなどを検討する。 血管内皮特異的/マクロファージ特異的HSP72過剰発現糖尿病マウス:計画中である。 全身HSP72ノックアウトマウスと上記Tgの交配マウスの解析。耐糖能異常を呈する全身HSP72ノックアウトマウスに上記Tgを交配し、耐糖能改善程度や臓器特異的表現型・機能を評価することでHSP72の臓器毎における機能を検討する。(荒木担当)
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
肝臓と脂肪特異的HSP72過剰発現糖尿病マウスの作成に時間を要しており、Tg作成に2回失敗して3回目を実施中である。今回はF0が40匹程度確保できたのでTgラインの確保が可能と考える。
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今後の研究の推進方策 |
全身HSP72ノックアウトマウスと各臓器特異的次期特異的HSP72 Tgの交配マウスの解析。耐糖能異常を呈する全身HSP72ノックアウトマウスに上記Tgを交配し、耐糖能改善程度や臓器特異的表現型・機能を評価することでHSP72の臓器毎における機能を検討する。(荒木担当)
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