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2019 年度 研究成果報告書

熱応答性経路活性化による糖尿病及び合併症改善効果の解明と臨床応用への基盤構築

研究課題

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研究課題/領域番号 17H04201
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 代謝学
研究機関熊本大学

研究代表者

荒木 栄一  熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (10253733)

研究分担者 近藤 龍也  熊本大学, 病院, 講師 (70398204)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード糖尿病 / 慢性炎症 / インスリン抵抗性 / 脂肪肝
研究成果の概要

熱応答性経路(HSR)は細菌から人類まで高度の保存されている生体防御・適応システムであり、温度変化のみならずウイルス感染・紫外線や放射線暴露などの外的ストレスに対応して熱ショック蛋白質HSPを産生し、細胞・臓器保護に寄与する。HSRは糖尿病のような慢性炎症・高血糖状態では活性低下し、耐糖能維持機構の低下を招く。一方、種々の方法によるHSP活性化はインスリン感受性増強、耐糖能改善、内臓脂肪減少、脂肪肝改善などの抗糖尿病効果を示す。我々の研究では、全身におけるHSPの低下が糖尿病病態を呈し、肝臓に特異的にHSP72を発現回復することでほぼ全身の糖代謝異常を改善できることを示した。

自由記述の分野

糖尿病

研究成果の学術的意義や社会的意義

HSR活性化をもたらす方法には薬物療法に加えて、我々独自の物理的HSR活性化療法がある。この方法は体外から温熱と特殊な微弱電流を併用施行することで、HSR活性化をもたらし糖代謝をヒト及びモデル動物で改善すること示されている。この作用機序における最も重要な臓器は肝臓であり肝臓特異的にHSP増強することで全身的耐糖能が改善する。

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公開日: 2021-02-19  

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