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2019 年度 研究成果報告書

B系列決定必須転写因子EBF1欠損をレスキューするmicroRNAの発見

研究課題

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研究課題/領域番号 17H04212
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 血液内科学
研究機関東海大学

研究代表者

幸谷 愛  東海大学, 医学部, 教授 (00517477)

研究分担者 穂積 勝人  東海大学, 医学部, 教授 (30246079)
伊川 友活  東京理科大学, 研究推進機構生命医科学研究所, 教授 (60450392)
大塚 正人  東海大学, 医学部, 教授 (90372945)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード細胞分化 / microRNA / 転写因子
研究成果の概要

細胞分化は転写因子が決定するとの古典的概念をmiRNAが覆すと考えB細胞分化に必須転写因子EBF1欠損造血前駆細胞にmiR-195を導入し分化誘導を試みた。結果、B細胞系列細胞表面マーカーCD19は再現性を持って誘導できた。miR-195を過剰発現するEBF1欠損造血細胞においては、Atac-seq解析によりEBF1の結合ゲノム領域が、オープンになっていることが明らかになった。miR-195欠損マウスにおいては、リンパ球分化に異常が認められ、概ね仮説が正しい結果を得た。

自由記述の分野

血液内科

研究成果の学術的意義や社会的意義

転写因子中心の細胞運命決定における従来の古典的概念を覆す、単一miRNAでの転写因子の補完が可能との研究成果の学術的意義は極めて高いと考える。事実、海外学会で高い評価が得られている。また、分化誘導療法はレチノイン酸を用いて、既に白血病治療で行われていることからも。本研究結果も同様の治療コンセプトで分化誘導療法に応用されるポテンシャルを有する。よって、既に癌治療において行われているmiRNAを用いた治療にもつながり、社会的意義も高いと考える。

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公開日: 2021-02-19  

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