研究課題/領域番号 |
17H04275
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 大阪大学 (2018-2019) 国立研究開発法人国立がん研究センター (2017) |
研究代表者 |
谷内田 真一 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (20359920)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 十二指腸乳頭部がん / トランスクリプトーム / ChIP-Seq / 希少がん |
研究成果の概要 |
十二指腸乳頭部がんは希少がんであることから、その分子遺伝学的な特徴は明らかになっていない。これまでに研究代表者は本疾患の凍結組織試料を日米から収集し、全エクソーム解析を行い、本疾患に特徴的な突然変異を有する遺伝子ELF3を同定してきた。本研究でこれらの凍結試料からRNAを抽出し、トランスクリプトーム解析を行った。遺伝子の発現解析の階層型クラスター解析では十二指腸乳頭部がんの亜分類(腸型と膵胆型)で異なったクラスターに分類された。またELF3の機能解析でElf3が転写因子として直接的に制御する遺伝子を特定した。
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自由記述の分野 |
がんゲノム
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
十二指腸乳頭部がんは希少がんであることから、その分子遺伝学的な異常や発がんメカニズムは明らかになっていない。これまでに研究代表者らは日米から希少な凍結組織試料を多数例(172名)収集してきた。本研究ではトランスクリプトーム解析を行い、本疾患の分子遺伝学的な特徴をさらに明らかにした。本研究のような国内外からの検体集積と包括的ゲノム解析は、人種横断的な普遍的なデータが得られ、難治がん・希少がん克服のモデルケースとなることが期待される。
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