研究課題/領域番号 |
17H04300
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
武笠 晃丈 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (90463869)
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研究分担者 |
永江 玄太 東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (10587348)
篠島 直樹 熊本大学, 病院, 講師 (50648269)
田中 將太 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (80643725)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | エピゲノム / メチル化 / ヒドロキシメチル化 / 腫瘍発生 / 悪性化 |
研究成果の概要 |
神経膠腫(グリオーマ)発生機構のうちエピゲノム制御の異常に起因するものに焦点をあて、DNAメチル化制御異常に伴うハイドロキシメチルシトシン(5-hmc)の変化をOxidative Bisulfite(OxBS)法にて測定した。特にIDH遺伝子変異をもつグリオーマの悪性転化時の変化を解析したところ、悪性転化と関連した能動的脱メチル化領域が同定された。また、さらなる解析により、この能動的脱メチル化が共通の転写因子と関連しており、これに伴って、がん関連遺伝子の転写が制御されていることが示唆された。
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自由記述の分野 |
脳腫瘍
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年注目を浴びているエピゲノム制御破綻に起因する腫瘍発生機構のうち、特にこれまであまり解析されていないハイドロキシメチルシトシンの変化を測定することで明らかにした。また、今回Tab-chip法に代わり使用法を確立し有用性を示したOxBS法は、今後の研究にも役立てられると考える。また、神経膠腫(グリオーマ)悪性化に伴う脱メチル化の一部では、能動的脱メチル化が生じていることを明らかにし、その制御機構解析により、新たな腫瘍化機構解明と治療法開発につながる可能性のあるデータを創出した。
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