慢性看護学領域の「看護の教育的関わりモデル」「不確かさ理論」の概念分析、理論分析をWalker and Avantの方法を使用し行った。分析者は、大学に所属する看護研究者16名、病院所属の臨床看護師5名の計21名であり、概念の「生活者としての事実とその意味のわかち合い」「病態・病状のわかち合いと合点化」「治療の看護仕立て」「教育的関わり技法」「患者教育専門家として醸し出す雰囲気」を各概念4~6名で担当した。各概念分析により先行要件、属性、帰結および理論分析により有用性、一般化可能性が示された。経験的検証ではエキスパート看護師11名により代表性、臨床的成果、実践での価値が認められた。
|