研究課題/領域番号 |
17H04454
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
佐藤 和佳子 山形大学, 医学部, 教授 (30272074)
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研究分担者 |
坂本 祐子 福島県立医科大学, 看護学部, 教授 (20333982)
中村 五月 (形上五月) 聖カタリナ大学, 人間健康福祉学部, 講師 (40549317)
陶山 啓子 愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (50214713)
小岡 亜希子 愛媛大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (50444758)
川口 寛介 山形大学, 医学部, 助教 (70755868)
上山 真美 群馬大学, 大学院保健学研究科, 講師 (90451723)
泉 キヨ子 帝京科学大学, 医療科学部, 教授 (20115207)
阿部 桃子 東京医療保健大学, 医療保健学部, 教授 (80347195)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 高齢者 / 排尿誘導 / 日本モデル / ガイドライン開発 / 多職種間有効活用 |
研究実績の概要 |
本研究は2011年度より開発に着手している「高齢者排尿誘導ガイドライン(草案)」について、Minds診療ガイドライン作成の手引き2014に則り、日本国内において多職種間(医師・看護・介護・リハビリテーション専門職)で有効活用できる、高齢者排尿誘導ガイドライン(日本モデル)の完成を目的とする。 平成29年度は、高齢者排尿誘導ガイドラインの「スコープ」(案)を作成した。作成に当たり、試案として作成しているCQと、文献検索のキーワードの妥当性、追加文献の検索手順の検討を行った。同時に、研究代表者、研究分担者は、Mindsガイドライン2014に習熟するために、公益財団法人日本医療評価機構が主催するガイドライン作成者のための研修会に全員が参加し知識の標準化を図った。 次に、Mindsガイドラインの2007から2014で変更されている「スコープ」、「重要臨床課題」と「Clinical Question:以下CQ」の設定について、検討を行った。 結論として、高齢者排尿誘導ガイドラインの「スコープ」における①目的、②トピック、③想定される利用者・利用施設、③既存ガイドラインとの関係、④重要臨床課題の吟味、「クリニカルクエスション」の洗練、「キーワード」の設定、「網羅的文献検討」について、7つのCQを作成し検討し、スコープの試案を作成した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究は、平成23年度より作成に着手した高齢者排尿誘導ガイドラインについて、Minds診療ガイドライン2007から変更された、Minds診療ガイドライン2014に基づき、ガイドラインの最終化から完成を目的としている。 一方において、Mindsガイドラインの2007から2014で変更されている「スコープ」、「重要臨床課題」と「Clinical Question:以下CQ」の設定について、試案として作成しているCQと、文献検索のキーワードの妥当性、追加文献の検索の再作業を実施する必要があった。そのため、研究代表者、研究分担者全員が、Mindsガイドライン2014に習熟する必要があり、公益財団法人日本医療評価機構が主催するガイドライン作成者のための研修会に全員が参加し知識の標準化を図った。以上の研究方法の信頼性・妥当性の担保を実施したために、平成29年度も目標であった本ガイドライン素案完成に至っていない。 しかし、ガイドライン作成手続きに必須の知識について、研究代表者、分担研究者全員が共通の認識を獲得できたので、次年度、進行を回復する予定である。
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今後の研究の推進方策 |
高齢者排尿誘導ガイドライン(草案)(2016年3月に申請者らが作成)について、Minds診療ガイドライン作成手引き2014をもとに最終洗練に取り組み、高齢者排尿誘導ガイドライン(日本モデル)素案を完成する。具体的には以下の過程を取り組む。 ①高齢者排尿誘導ガイドライン(日本モデル)作成主体の決定し、組織編成を再整備、ガイドライン作成グループを決定する。利益相反(COI)を確認する。②スコープ全体構成の設定し、重要臨床(実践)課題設定し作成する。③クリニカル・クエスチョンの最終設定に向けた洗練と、これまで取り組んだシステマティック・レビューに追加文献を確認し、批判的吟味を実施する。④システマティック・レビューの確認とアブストラクト・フォームを作成する。⑤排尿誘導についてのクリニカル・クエスチョンについて、推奨度を検討し決定する。⑥本年度内に、高齢者排尿誘導ガイドライン(日本モデル)素案を完成する。 ⑦⑥の素案について、老年泌尿器科学会、看護系学会において公表し、外部からの段階的な評価を受け、ガイドライン作成最終化を行っていく。
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