研究分担者 |
細田 江美 長野県看護大学, 看護学部, 講師 (10290123)
有賀 智也 長野県看護大学, 看護学部, 助教 (10708069)
安田 貴恵子 長野県看護大学, 看護学部, 教授 (20220147)
千葉 真弓 長野県看護大学, 看護学部, 准教授 (20336621)
小野塚 元子 長野県看護大学, 看護学部, 講師 (30449508)
池上 千賀子 (曽根千賀子) 長野県看護大学, 看護学部, 講師 (40336623)
金子 さゆり 長野県看護大学, 看護学部, 教授 (50463774)
中畑 千夏子 長野県看護大学, 看護学部, 講師 (60438174)
坂田 憲昭 長野県看護大学, 看護学部, 教授 (70158921)
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研究実績の概要 |
前年度調査を行った結果の分析を進めた。認知症看護認定看護師835名(DCN群)と高齢者看護に関わる看護師1856名(コントロール群)に対し、「急性期病院の認知障害高齢者に対するパーソン・センタードケアをめざした看護実践自己評価尺度」「看護師の自律性測定尺度」,「コミットメント 尺度」「ストレス対処能力」により構成される質問調査を行いDCN群322(回収率38.6%)、コントロール群308(回収率16.6%)について重回帰モデルを作成した。 DCNのキャリアコミットメントを従属変数とした重回帰モデルは、ス トレス対処能力(β=.33,p<.001), 急性期病院の認知障害高齢者に対するパーソン・センタードケアをめざした看護実践自己評価(β=.23,p<.001),看護専門職の自律性(β=.19,p<.01),相談・教育への対応数(β=.19,p<.01)の関連を説明した(R2=0.31)。 高齢者看護に関わる看護師の専門職的自律性を従属変数とした重回帰モデルは、ストレス対処能力(β=.313,p<.001),急性期病院の認知障害高齢者に対するパーソン・センタードケアをめざした看護実践自己評価(β=.276,p<.001),看護師経験年数(β=.138,p<.01)の関連を説明した(R2=.23)。 対象地域の2病院と訪問看護ステーションの看護職員を90名に、認知症者の意思決定支援、認知症者の身体合併症の管理に関する教育的介入を行いその評価を行った。その結果、病院内の多職種連携のもと高齢者の意思能力を正しく査定する必要性および病棟看護チームとの連携し決定課題に応じた経時的な意思能力の評価の必要性が示唆された。これらの結果を、第34回日本看護福祉学会(2021年7月)に2演題を発表予定である。さらに、2編の学術論文を投稿予定である。これについては分析を終了し、現在執筆中である。
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