研究課題/領域番号 |
17H04466
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
大倉 美佳 京都大学, 医学研究科, 講師 (30361984)
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研究分担者 |
滝澤 寛子 京都先端科学大学, 健康医療学部, 准教授 (80293819)
光井 朱美 京都先端科学大学, 健康医療学部, 講師 (20784416)
高城 智圭 京都看護大学, 看護学部, 准教授 (20458962)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 健康危機管理 / 保健師教育 / 動画教材 |
研究実績の概要 |
健康危機の中でも「防災対策の関わる動画製作」に向けた検討を研究者間で行った。検討の結果、日本各地で今後も頻回に起こりうることが想定できる「水害」に焦点を当てることで、健康危機の対応に直接関わることの乏しい調査対象者である保健師学生および新人保健師にとっても、生活者としてのイメージは持ちやすいのではないかと考えた。また、特に一次予防として重要なポイントとなる内容を重視した。 地域特性を把握するための地図や地形のアセスメントも重要と考え、某大学防災研究所の教員の協力を得て、地図および模型を制作した。そうすることで、本来ならば、実際に担当地区を地区踏査することで得ることができる情報に関して、シュミレーションとして少しでも模擬体験をしやすい学習形態になるのではないかと考えている。さらに、地域住民のキーパーソンの方々から聞き取りを行うことも重視した。さらに、前作の動画「母子健康手帳交付場面」のプラットホームを活用できるように、問いの流れおよびシナリオを作成した。 今後は撮影した動画を視聴者(保健師学生および新人保健師)がどのように反応するか想定されるシュミレーションを検討するとともに、この動画を活用した教育的アプローチ方法の検討を行う。その後、協力してくれる大学、行政機関への依頼を行い、動画の視聴および調査を行い、ICT活用教材の実施・評価を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
今年度の最終段階で、新型コロナ感染の関係で、動画撮影・製作を依頼している業者が在宅ワークとなり、また研究者間での検討が密に行いにくい状況になったため。
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今後の研究の推進方策 |
今後は撮影した動画を視聴者(保健師学生および新人保健師)がどのように反応するか想定されるシュミレーションを検討するとともに、この動画を活用した教育的アプローチ方法の検討を行う。その後、協力してくれる大学、行政機関への依頼を行い、動画の視聴および調査を行い、ICT活用教材の実施・評価を行う予定である。 但し、新型コロナウィルスに対応することが最優先である行政機関および大学は、年度当初からの依頼は非常に困難であり、今年度中の動画視聴調査の実施は困難になる可能性が高いため、延期申請が必要になることも念頭に置いている。
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