研究課題/領域番号 |
17H04468
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
中谷 久恵 広島大学, 医系科学研究科(保), 教授 (90280130)
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研究分担者 |
津田 紫緒 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 助教 (00402082)
藤田 麻理子 広島大学, 医系科学研究科(保), 助教 (70754563)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 産業看護 / 家族支援 / 学習ニーズ / eラーニング / 教育プログラム / ICT教育 |
研究実績の概要 |
2021年度には2020年度に続いて教育モデル案に基づく実践を20人で計画し、産業看護職を対象に実践を依頼していたが、3月末までのCOVID-19の緊急事態宣言後に続き、6月前後の第4波、8月以降の第5波と緊急事態宣言の影響を受けて調査の継続が難しいことが見込まれた。受講者数の目標に到達しないことが想定されたため計画の一部を変更し、2020年度の実践データの分析を行い、大学で地域看護学を担当する教員のうち博士の学位を有する講師以上の10名に依頼して教材評価の専門家会議を実施した。eラーニング受講者は受講前後で家族支援の技術テスト点が有意に上昇するものの、主観的評価では教材の評価が低い傾向にあった。専門家会議ではDVD映像をYoutubeにアップして会議までに事前に視聴していただき、教材の改善点への意見と教育モデル案への現任教育と学部教育への意見を事前にFormsで取集した。参加した専門家は7名であり、2回のZoom会議により評価資料に基づく意見交換を行った。その結果、動画の評価では前編と後編の映像の差異(人物とイラスト)と音声の有無による理解度への影響があること、全体のナレーションがあれば効果的であること、模範事例ではないことを受講者に事前に明記することなどが提案された。学習到達度への改善としては作り手側の価値観が受講者へ伝われば映像事例の見方がわかりやすいこと、家族看護の基本的知識がない受講者には事例解説を読んでも難しいことなどが示された。教育モデルについては開発のプロセスが論理的根拠に基づいて制作されているという肯定的な評価であった。研究終了後も、eラーニングでの受講者の対象を広げ継続してデータを蓄積することで、教育モデルの信頼性、妥当性を高めることが重要であると思われる。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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