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2019 年度 研究成果報告書

南極自由対流圏の大気バイオエアロゾル調査:アイスコア微生物の沈着メカニズム解明

研究課題

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研究課題/領域番号 17H04474
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分海外学術
研究分野 環境動態解析
研究機関弘前大学

研究代表者

小林 史尚  弘前大学, 理工学研究科, 教授 (60293370)

研究分担者 島田 照久  弘前大学, 理工学研究科, 准教授 (30374896)
東野 伸一郎  九州大学, 工学研究院, 准教授 (40243901)
林 政彦  福岡大学, 理学部, 教授 (50228590)
當房 豊  国立極地研究所, 研究教育系, 助教 (60572766)
伊村 智  国立極地研究所, 研究教育系, 教授 (90221788)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード大気バイオエアロゾル / 南極 / アイスコア微生物
研究成果の概要

アイスコア微生物の沈着メカニズムを解明するためには、南極自由対流圏の大気バイオエアロゾルに関する調査が重要かつ不可欠であるが、現在までほとんど実施されていない。代表者小林らが第60次南極地域観測隊(2018年11月~2019年3月)に参加し、南極大陸沿岸S17ポイント上空の大気バイオエアロゾルを独自に開発したサンプラーを搭載した無人機(カイトプレーン)を用いて採取し、次世代シークエンサーを用いたメタゲノム解析を行った。これらの結果のインパクトは、半球規模の微生物長距離輸送、極限微生物研究や南極生態系への大気の影響、先進的な南極観測や地球規模での微生物生態学、さらには「空の生態系解明」まで及ぶ。

自由記述の分野

環境生物工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

先駆的な新規南極観測を実施するとともに南極大陸独自の未知の大気バイオエアロゾルを正確に採取できる。大気バイオエアロゾルの高度別実相調査結果から、上空を通りすぎる菌種・菌数、落下沈着する菌種・菌数などがわかり、南極域上空の大気バイオエアロゾル挙動が明らかになる。これまでの南極生態系知見などからの新たなアプロ―チを実施するだけでなく、アイスコア微生物の解明や半球規模での微生物長距離輸送など今後の南極生態系観測に関する革新的・新規な提案ができる。

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公開日: 2021-02-19  

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