研究課題
(1)ジャワ島・インドラマユの結果について地下水中のNH4-N濃度は0.82~3.37mg/Lと比較的高い値を示し、地下水中の溶存態窒素の形態としては、NH4-Nが主であることが確認された。また、NH4-N濃度の高い地下水中ではMn2+およびFe2+濃度も高い傾向を示し、Mn酸化物およびFe酸化物の還元も生じていると考えられた。また、土壌堆積物のC/N比は8~12.19と比較的低く、土壌中の有機態窒素の無機化によって地下水にNH4-Nが供給されていることが示唆された。また、地下水中のNa+およびCa2+濃度の分布から、特に下流域(沿岸域)では塩水侵入にともなう陽イオン交換反応が生じていることも明らかになった。(2)インドネシア沿岸の3都市における比較についてインドネシア沿岸の発達段階が異なる都市であるジャワ島のインドラマユ、スマラン、およびロンボク島のマタラムにおいて、地下水のBr/Cl比とCl-濃度との関係から地下水中に存在するCl-の起源について考察を行った結果、都市ごとに顕著な特徴の違いがみられ、人為起源および海水起源の割合が異なっていることが示唆された。11月末にAPNプロジェクトと合同でインドネシアジャカルタにおける国際ワークショップを開催し、政府関係者らを集めて成果発表会を行った。また、現在Springer Natureで特集号を組み、投稿を開始しており、関係者らで成果を公表していく。
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (9件) (うち国際共著 5件、 査読あり 9件、 オープンアクセス 5件) 学会発表 (46件) (うち国際学会 21件) 学会・シンポジウム開催 (1件)
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