研究課題/領域番号 |
17H04496
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
自然災害科学・防災学
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研究機関 | 東京海洋大学 |
研究代表者 |
田村 祐司 東京海洋大学, 学術研究院, 准教授 (10242322)
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研究分担者 |
永原 順子 大阪大学, 言語文化研究科(言語社会専攻、日本語・日本文化専攻), 講師 (30455224)
大湊 佳宏 長岡工業高等専門学校, 一般教育科, 准教授 (70413755)
斉藤 秀俊 長岡技術科学大学, 工学研究科, 教授 (80250984)
犬飼 直之 長岡技術科学大学, 工学研究科, 准教授 (80293249)
鈴木 哲司 帝京平成大学, 健康メディカル学部, 准教授 (40406707)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | Uitemate / 背浮き / 溺水予防教育 / 東南アジア |
研究成果の概要 |
水害犠牲者の多い東南アジアへ7年前から溺水予防技能の「背浮き」によるUitemate普及教育活動として指導者養成が始まった。本研究の目的は、Uitemateの普及実態を調査することであった。スリランカでは、国家警察により河川で普及が行われていた。インドネシアでは、国家救助庁の学校訪問により普及されていた。タイではライフセービング協会や仏教団体が簡易プール等で普及していた。マレーシアとフィリピンにおいても、徐々に普及され始めていた。以上より、わが国が普及した水難時のセルフサバイバル技能である背浮きによるUitemateが、東南アジアに徐々に普及していることが示唆された。
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自由記述の分野 |
海洋健康教育学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
水害犠牲者の多い東南アジアにおいては、学校での水泳教育はあまり実施されてない。水難事故から自分の命を守る日本発の水防災技能である背浮き泳法(Uitemate)の指導者養成を東南アジアで7年前から実施した結果、Uitemate教育は子どもたちに徐々に普及し始めていた。東南アジアへのUitemate教育の普及システムの更なる構築は、東南アジアにおける水害時の生還率を向上させ、溺死者数の減少につながることが考えられる。
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