研究実績の概要 |
本年度は研究第3年度にあたり、本邦(名古屋大学)、中国(四川医科大学、昆明中医学院)、韓国(Inchon大学、成均館大学/Samsung Medical Center)等の各国大学より倫理委員会にコホート研究の成績を回収し始めた。具体的な患者さんお住所は中国・四川省成都地域及び韓国・ソウル及び近各々の近郊の長寿地区、本邦愛知県名古屋市、春日井市、一宮市、三重県四日市市等である。自立後期高齢女性を対象とし、計600名程度の協力者を確保しつつある。 I)初回、被験者の各種調査内容を認可研究費の元に再度検討し初回は、長寿者を含む後期高齢症例に以下を診た。問診等1) HRT(ホルモン補充療法,漢方薬や一部骨粗鬆症薬での治療も参考調査する)及び各生活習慣病治療状況(種類,服薬内容,期間) 2)病名,合併症,悪性腫瘍,血栓性疾患,精神疾患(含認知症)の家族歴 3)上記1)以外の併存疾患治療内容 4)QOLの希望,living will 5)ADL等高齢者総合機能評価。II)診察,採血等は基礎指標値として 1)身長,体重,腹囲,血圧,血液脂質値等の生化学検査値,2)SNPと一部検査(NOx等)は中国以外は申請者が収集し集中解析している。2020年2月に申請者が韓国に訪問、研究状況を確認するまではほぼ順調であった。しかし、2月以降はcorona virus感染の拡大傾向を認めた韓国、中国では研究成績の収集が不可能となり、海外協力研究者らも感染対応したでの診療に追われ、e-mailでの相互連絡以外は難しく、これも従来より数倍の時間を要すお様になり、その前提で計画の実施遅延に伴う計画変更を行なっている。
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