研究課題/領域番号 |
17H04515
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研究機関 | 天理大学 |
研究代表者 |
芹澤 知広 天理大学, 国際学部, 教授 (60299162)
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研究分担者 |
小林 知 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 教授 (20452287)
下條 尚志 神戸大学, 国際文化学研究科, 准教授 (50762267)
伊藤 まり子 京都外国語大学, 国際言語平和研究所, 客員研究員 (70640887)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | ベトナム南部 / メコンデルタ / 多民族社会 |
研究実績の概要 |
2020年度に入り、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行のため海外調査の実施がむずかしくなった。メンバー間でオンラインでのやりとりを重ねながら、夏前には年度内の海外調査実施が不可能であると判断し、研究期間を次年度まで延長することを決めた。2020年12月に、研究代表者の芹澤は、韓国・仁川大学が主催したオンラインによる国際会議に招待され、ベトナム南部の華人についての研究発表をオンラインで行った。 2021年度に入って、前年度末に研究分担者の下條尚志が公刊した『国家の「余白」―メコンデルタ 生き残りの社会史』という本研究課題に直接かかわる重要な成果について、合評会をオンラインで6月に開催した。夏を迎え、海外調査の実施が依然むずかしい状況であったため、2年続けて実施を断念し、2018年と2019年にチャヴィン省で共同調査を行った時に収集したデータをまとめ、本研究課題の成果報告書を作成することに決めた。 秋以降は、本報告書の編集印刷の作業に注力した。研究代表者・研究分担者・研究協力者の全6名が、オンラインで連絡をとりながら、それぞれのフィールドノートと撮影した写真を持ち寄り、データをまとめ、各人がそれぞれの関心から分析・考察を行って文章を作成して共有するなかで、地域史・華人・生業・出稼ぎ・女性・居住・高齢者・祖先祭祀など、このチャヴィン省省都近郊地域における多民族状況の諸問題を考えるためのデータが整理された。そして、今後の追加調査や詳細な検討のための課題が明確になった。
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現在までの達成度 (段落) |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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