研究課題/領域番号 |
17H04515
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 天理大学 (2019-2021) 奈良大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
芹澤 知広 天理大学, 国際学部, 教授 (60299162)
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研究分担者 |
小林 知 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 教授 (20452287)
下條 尚志 神戸大学, 国際文化学研究科, 准教授 (50762267)
伊藤 まり子 京都外国語大学, 国際言語平和研究所, 客員研究員 (70640887)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | ベトナム / メコンデルタ / 多民族社会 |
研究成果の概要 |
本研究では、ベトナム南部のチャヴィン省、ソクチャン省、バクリェウ省、キエンザン省などで実地調査を行った。とくに2018年と2019年に、チャヴィン省チャウタイン県の49の家屋(世帯)を訪問し、そのデータと分析・考察を報告書にまとめた。この地域では、キン人、クメール人、華人にかかわらず、末子が親の家屋を相続し、その親の死後は祭壇にその写真を置いて祖先祭祀を行うことがわかった。
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自由記述の分野 |
文化人類学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
20 世紀から21 世紀にかけてのメコンデルタの多民族社会についての実地調査研究の蓄積が未だ乏しいため、その現状を実地調査から明らかにしたことには意義がある。一般に想定される各民族の文化的差異や社会・経済的分業の存在とは異なる、当該地域のクメール人、キン人、華人に共通する文化的な慣行を発見したことで、今後の世界各地の多民族社会のありかたを比較して考えるうえでの基礎的な情報を提供することが可能となった。
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