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2021 年度 研究成果報告書

国境を超えた倫理的消費に関する国際比較 グローバル正義論を念頭に

研究課題

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研究課題/領域番号 17H04552
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分海外学術
研究分野 経済政策
研究機関立命館大学

研究代表者

大野 敦  立命館大学, 経済学部, 教授 (20432726)

研究分担者 牧田 りえ  学習院大学, 国際社会科学部, 教授 (20585450)
坂田 裕輔  近畿大学, 産業理工学部, 教授 (50315389)
山尾 政博  広島大学, 統合生命科学研究科(生), 名誉教授 (70201829)
箕曲 在弘  東洋大学, 社会学部, 准教授 (70648659)
池上 甲一  近畿大学, その他部局等, 名誉教授 (90176082)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード倫理的消費 / 開発学 / 開発経済学 / フィールドワーク / 消費者運動 / フェアトレード
研究成果の概要

本研究課題では、フィールドワークをベースに倫理的消費の哲学的基礎付けを行った。これまでの倫理的消費に関する研究は、統合的データ、一貫した方法論に基づく研究が行われていなかった。本研究課題では、グローバルな倫理的消費運動が、生産地や消費地において、資本主義への修正あるいは市場の失敗への対応という共通の方向性を持つことを明らかにした。さらに、現地化のプロセスにおいて、グローバルな運動そのものに独自の修正を迫る法則性を示した。これは、これまでの倫理的消費に関する研究における新仮説と言え、本研究の独創性と意義を示している。

自由記述の分野

国際政治経済学

研究成果の学術的意義や社会的意義

(1)海外及び国内でのフィールドワークによって、グローバルな運動の現地化プロセスで現地の政治経済体制、消費者の需要態度が運動そのものの方向性に大きな影響を及ぼすことを明らかにした。(2)多様な倫理的消費運動が、それぞれの多様性を維持しながらも、相互に必要とされる哲学を共有し、拡散と収束を繰り返すことを明らかにした。(3)資本主義の修正を迫る様々な倫理的消費運動(SDGs含む)は現地化を行いながら修正される法則性をミクロとマクロの調査から明らかにした。

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公開日: 2023-01-30  

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