研究課題
本来は令和2年度(2020年度)末に北欧教育学会での口頭発表と東京での国際フォーラムを企画して研究の総括をする予定だったが、新型コロナ感染症対応の影響で海外出張や集会の開催ができず、2度(2年間)にわたって事故繰越しを行ったが諸々の事情で日程調整ができなかった。そこで、予定していた海外調査が実施困難な状況であったことから、計画を修正して研究代表者(伏木)が令和4年度1年間フィンランド国立教育研究所に在外研究中(サバティカル・リーブ)というタイミングに合わせて、出張可能な行き先を調整して海外調査を行った。9月にハワイ島の異学年混合学級による実践校を訪問調査し、3月にオーストラリアのアデレードと、ニュージーランド北島のロトルアにおける小規模校にフィールドワークを行った。ハワイ島の現地取材は、私立学校(Hanahau'oli School)と学校併設のHanahau'oli School Professional Development Centerを対象とした。同センターの専門官でもあるAmber Strong Makaiau博士(ハワイ大学の教員)の指導による異学年混合学級のコンセプトは非情に興味深いものであり、教育の質の高さがうかがえた。また、アデレードおよびロトルアのへき地・小規模校の教育においても異学年交流の活動に焦点化して教育活動を参観した。昨年度までの調査研究では得られなかった知見を新たに得ることができ、異学年混合方式の教育実践についての考察を深めることができた。当初予定されていた本研究の最終年度(2020年度)から2年過ぎてしまっていたことや、研究代表の伏木がサバティカルでフィンランドに在外研究に出ている年度にまとめをすることになってしまったことなどから、メンバー全員が集まることができなかったが、オンラインでの情報交換を通じて研究報告書を作成することになった。
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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教育実践ライブラリ
巻: Vol.6 ページ: 16-19
小学校時報
巻: No.857 ページ: 4-8
日本教師教育学会年報
巻: 第31号 ページ: 42-52
教職研修
巻: - ページ: 30-31