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2021 年度 研究成果報告書

性的形質の緯度クラインをもたらす性淘汰の環境依存性の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 17H04603
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分海外学術
研究分野 進化生物学
研究機関神戸大学

研究代表者

高見 泰興  神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (60432358)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード性淘汰 / 交尾器 / 多様化 / 形質置換
研究成果の概要

性淘汰の環境依存性を通じた生物の多様化機構を解明することを目的とし,朝鮮半島に分布するツヤオサムシ類の雄交尾器サイズの緯度クラインを対象に,現地でのフィールド調査とサンプリングを基盤として研究を行った.分子系統解析の結果,集団の遺伝的分化と交尾器サイズの地理的変異は,単純な地理的隔離と局所環境適応だけではなく,大陸から半島へ繰り返し生じた移入による集団間の相互作用に影響された可能性が示唆された.

自由記述の分野

進化生態学

研究成果の学術的意義や社会的意義

繁殖に関わる形質の多様化は,種の多様化を生み出しうる点で生物多様性の創出機構を理解する上で重要である.本研究は,朝鮮半島に分布するツヤオサムシ類に見られる雄交尾器サイズの緯度に沿った変異が,大陸から半島へと異なる時期に繰り返し進入した集団間の相互作用によって影響された可能性を明らかにした.この結果は,生物の多様化が生息環境の変異だけではなく,地理的なセッティングによっても影響されることを示唆する.

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公開日: 2023-01-30  

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