研究課題/領域番号 |
17H04638
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
獣医学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
片倉 賢 北海道大学, 獣医学研究院, 名誉教授 (10130155)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 節足動物媒介性寄生虫 / 庭先飼育鶏 / 系統解析 / ミャンマー / マラリア原虫 / タイレリア / ロイコチトゾーン / マダニ |
研究成果の概要 |
ミャンマー国内の各地でウシ、スイギュウ、ヤギ、庭先飼育ニワトリの血液を採取し、血液中の寄生虫を調査し、検出した寄生虫の遺伝子を解析しました。その結果、寄生虫が広く分布していること、ミャンマーの寄生虫株は近隣国のタイ、マレーシア、中国で報告されている株にきわめて近いことが初めて明らかになりました。これらの寄生虫は蚊、ブユなどの吸血性昆虫やマダニが媒介しますので、媒介者の調査を含めたさらなる研究と対策が必要である考えられました。
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自由記述の分野 |
寄生虫学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ミャンマーは動物や植物資源がとても豊かな国です。また、インド亜大陸と東アジアを結ぶ地理的にも重要な地域です。獣医学的視野にたって、最新の技術を使って家畜や家禽の寄生虫を調査することは、ミャンマーにおける家畜の健康管理、畜産の振興そして食の安全を考えるうえでとても有意義なことでした。この調査研究を通して、ミャンマー獣医科学大学や畜産獣医局との研究交流を継続することができました。ミャンマー側研究者の育成や日本側若手研究者の国際経験を積むことにも貢献することができました。
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