研究課題
これまでの成果により、BACベクターを用いたMERS-CoVの組換えウイルス作製系を用い、ベースとなっている中東株であるEMCのSタンパク質配列をAmibara株のSタンパク質配列に入れ替えた組換えウイルスを用いてウイルス複製の評価を行ったところ、Amibara株のSタンパク質を持つ組換えウイルスはEMCのSタンパク質を持つ組換えウイルスに比べ、複製が低いこと、ヒトコブラクダ、免疫マウス血清を用いた中和試験でAmibara株のSタンパク質を持つ組換えウイルスはEMCのSタンパク質を持つ組換えウイルスに比べ、より低い希釈で中和されることが明らかになっている。さらにSタンパク質のうちS1領域とS2領域をAmibara株とEMCで入れ替えることで、これらの中和の差が想定通りS1領域に起因することを示した。これまでの成果を研究論文として投稿し、Frontiers in Microbiology誌に掲載された。
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Japanese Journal of Infectious Diseases
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