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2022 年度 研究成果報告書

マラリア高度流行地における独自開発デバイスを用いた無症候感染者の診断法の確立

研究課題

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研究課題/領域番号 17H04650
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分海外学術
研究分野 寄生虫学(含衛生動物学)
研究機関国立研究開発法人産業技術総合研究所

研究代表者

橋本 宗明  国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 主任研究員 (30407308)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワードマラリア / 検査
研究成果の概要

本研究は申請者らが独自開発した自動マラリア診断デバイスをマラリア流行地の無症候感染者に対し使用し、現行法と比較することでマラリア撲滅のための次世代診断デバイスの開発を目的とした。デバイスの改良をおこない、本デバイスで高い正確性で診断できることが明らかになった。具体的には、nested PCR法をレファレンス法として、本デバイスの感度と特異度は,それぞれ100%,92.8%であった。また、マラリア寄生虫陽性53検体について、本デバイスで算出されたパラシテミア値と顕微鏡検査で算出した値を比較し、本デバイスの高い定量性が明らかになった。

自由記述の分野

熱帯医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

マラリア流行地では無症候感染者(繰返しの感染により部分的な免疫の獲得し、低感染状態の感染者)が原虫のドナーになっており、マラリア撲滅のためには無症候感染者の治療による伝播阻止が鍵になる。このような背景から、流行地でのフィールドワークで無症候感染者にも使用可能な迅速かつ易操作な高感度マラリア診断デバイスの開発が望まれている。申請者らはこれらを可能にし得るデバイスを独自に開発した。本研究では罹患率が特に高いマラリア流行地であるケニアにおいて無症候感染者を対象に本デバイスを用いた原虫の高感度検出を可能にし、マラリア撲滅に大きく貢献すると期待される。

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公開日: 2024-01-30  

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