研究課題/領域番号 |
17H04656
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
増本 純也 愛媛大学, プロテオサイエンスセンター, 教授 (20334914)
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研究分担者 |
谷内江 昭宏 金沢大学, 附属病院, 特任教授 (40210281)
竹田 浩之 愛媛大学, プロテオサイエンスセンター, 准教授 (40609393)
澤崎 達也 愛媛大学, プロテオサイエンスセンター, 教授 (50314969)
上松 一永 信州大学, 医学部, 委嘱講師 (60262721)
右田 清志 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (60264214)
川上 純 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (90325639)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 自己炎症疾患 / インフラマソーム |
研究成果の概要 |
族性地中海熱の患者さんの血清中のサイトカイン濃度には特異的なパターンがあることがわかった。特にIL-6, IL-17, IL-18の重要性が示されたことから、Pyrinインフラマームが IL-1βではなく、IL-18の活性化に重要な可能性が示唆された。無細胞インフラマソーム再構成系を用いて、相互作用によってインフラマソーム形成を促進する内因性物質の探索を行なった。その結果、膵島アミロイドポリペプチド(IAPP)とベータアミロイド(Aβ)が、インフラマソームに直接相互作用することがわかった。一方でpyrinはIAPPやAβとは異なるアミロイドと相互作用してインフラマソーム形成することがわかった。
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自由記述の分野 |
病理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
AβやIAPPとは異なるアミロイドがpyrinインフラマソームの形成を促進することが明らかになった。トルコ周辺では宗教上の理由から、絶食期間が一定の割合で生活習慣の一部になっているケースが多く、この期間に内因性アミロイドが増加すると考えられる。自己炎症疾患の発作の予防には、規則正しい食生活と睡眠によって、血中のアミロイドの増加を抑えることが考えられるが、診断と治療への応用については、さらなる解析が必要である。
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