研究課題/領域番号 |
17H04670
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研究機関 | 国立研究開発法人国立循環器病研究センター |
研究代表者 |
猪原 匡史 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 部長 (00372590)
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研究分担者 |
仲野 和彦 大阪大学, 歯学研究科, 教授 (00379083)
田中 智貴 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 医師 (80726373)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 口腔内細菌 / 齲蝕原性細菌 / 脳卒中 / アフリカ |
研究実績の概要 |
イバダン(ナイジェリア),ナイロビ(ケニア)における脳卒中診療の現状を把握するために,イバダン大学内科学Akinyemi 医師,ナイロビ大学疾患病理学Ogeng’o 教授を国立循環器病研究センターに招聘し,脳卒中の病型別頻度,病院コホート(データベース)の確立,高血圧,HIV 感染等リスク因子の解析,口腔内衛生状態の調査のためのキックオフミーティングを開催した.さらに,アフリカの脳卒中患者と健常者から採取した唾液よりDNA 抽出を行い,乾燥DNAを連結匿名化の上で日本国内に輸送後マイクロバイオーム検索に用いるためのセットアップを開始した.日本国内の脳卒中患者および健常者の口腔内マイクロバイオームとの異同を検討し,脳卒中患者の口腔内細菌叢の変化を国際比較するための準備を整えた.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ケニア、ナイジェリアの医師を日本に招聘し、現地調査のための事前計画を練った。平成29年度に予定していたケニア訪問は大統領選挙の混乱による情勢不安により実現しなかったが、平成30年度にナイロビ訪問が決定しており、おおむね順調に推移している。
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今後の研究の推進方策 |
平成30年度にナイロビを訪問し、現地でのデータベース構築を実現させる。またアフリカ人の口腔内細菌評価のための具体的方法について話し合いを進めている。
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