研究課題
イバダン(ナイジェリア),ナイロビ(ケニア)における脳卒中診療の現状を把握するために,ナイロビ大学副学長・疾患病理学Ogeng’o 教授を訪問し,脳卒中の病型別頻度,病院コホート(データベース)の確立,高血圧,HIV 感染等リスク因子の解析,口腔内衛生状態の調査を開始した.その成果を国内誌に発表した(殿村 修一ら.アフリカでの脳卒中低減を目指した医科―歯科国際連携の試み.脳卒中2019).さらに,アフリカの脳卒中患者と健常者から採取した唾液を日本に送付するためのセットアップ(倫理委員会の承認作業やMTA締結など)を開始した.予定より前倒しで,アフリカにて,脳卒中患者から採取した唾液よりDNA 抽出を行い,乾燥DNAを連結匿名化の上で日本国内に輸送後マイクロバイオーム検索に用いるためのセットアップが整った.既にMTAが交わされ,2019年内に検体が日本国内に輸送される.よって,2019年度内に日本国内の脳卒中患者および健常者の齲蝕原性細菌のゲノムDNAとの異同を検討し,脳卒中患者の口腔内細菌叢の変化を国際比較でき,当初の計画よりも大幅に研究計画を前倒し出来た.また,令和元年11月には,ナイロビ大学の若手脳卒中医師(Dr. Ominde)を招聘し,日本の脳卒中診療をナイロビへ導入するための教育的実習も行うなど海外学術研究が発展した.以上,アフリカの医科-歯科国際連携が構築でき,アフリカと日本の口腔内細菌の違いと脳卒中予後との関わりを検討できる体制を整えることが出来た.
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2020 2019 その他
すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (19件) (うち国際共著 2件、 査読あり 18件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 3件、 招待講演 3件) 備考 (1件)
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