研究課題/領域番号 |
17H04674
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研究機関 | 国立保健医療科学院 |
研究代表者 |
福田 英輝 国立保健医療科学院, その他部局等, 統括研究官 (70294064)
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研究分担者 |
林 善彦 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 名誉教授 (20150477)
モハマド シャー 長崎大学, 熱帯医学研究所, 助教 (40648086)
戸田 一雄 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 名誉教授 (80134708)
齋藤 俊行 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 教授 (10170515)
近藤 好夫 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 助教 (30581954)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | ケニア / 高齢者 / 歯科 / 歯周病 |
研究実績の概要 |
長崎大学ケニア拠点が運営する実験室において、歯周病関連口腔内細菌であるPorphyromonas gingivalis、Tannerella forsythia, Treponema denticlaを分離し,これらの細菌に対する抗生物質の影響を測定した。この研究室で得られたデータは、解析に十分に耐えられるものであることを確認した。 当初、Kwale地区に住む高齢者をヘルスセンターに招集し、口腔内診査と唾液採取を行う予定であった。採取した唾液は、長崎大学ケニア拠点の実験室に送られ、今回確認した方法で口腔内細菌数を測定する予定だったが、covid-19の世界的拡大により実現できなかった。 2019年度以降、Kwale地区ヘルスセンターでの高齢者に対する集団口腔内診査と唾液採取の機会を探っていたが、調査を実施することは困難であると判明した。最終年度は、歯科医院での個別の口腔内診査、およびKwale地区における高齢者に対するアンケート調査を実施する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
covid-19の世界的拡大により日本からケニア国への渡航が困難である。また、ヘルスセンターでの集団口腔内診査、および唾液採取は、感染予防対策上、困難であると判断した。以上のことから、当初計画は大幅に遅れており、計画の変更が必要である。
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今後の研究の推進方策 |
本年度が最終年度となるため、ナイロビ市内の大学病院および歯科医院での個別口腔内診査を実施することを予定している。また、Kwale地区に在住する高齢者の口腔内状態の把握については、口腔内診査ではなく、アンケート調査を実施する予定である。
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