本研究は、無負担型生体計測技術を基盤とし、院内はもちろん、在宅下でも検査・ケアのために必要な生体情報(脈波・呼吸・体動、体位、体温・血圧など)をベット等の家庭用調度に計測器を組み込んで全自動・無負担で取得し、それらの情報が電子カルテに自動入力される無負担患者モニター・電子カルテ融合システムを構築し、その有用性を検証することを目的とした。研究期間では、脊髄損傷患者などベッド生活を余儀なくされる長期慢性疾患療養者を対象に、新たな患者無負担型ベットモニターシステムを考案・開発・検証を行い、その妥当性を通して今後の健康支援システムの実用化への礎を築いた。
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