研究課題
若手研究(A)
ソーシャルメディアのユーザは、匿名の場合や、実名でも病気等の機微な情報を伏せる場合が多い。しかし、オープンデータと紐付けされることで、個人特定や、個人属性値漏洩につながる恐れがある。日本でも個人情報保護法改正やオープンデータ戦略により、匿名化(匿名加工情報として処理)されたパーソナルデータや統計データを共有することが促進されている。本研究ではより安全なデータ共有を目指し、オープンデータを併用してプライバシ情報を推測されるリスクについて研究を行う。
データ解析
個人特定や個人属性値特定のリスクをユーザが知れるようになる。また、オープンデータを公開する企業や政府が、事前に、人々のプライバシ情報漏洩につながるリスクを確認することができる。リスクは、どのような情報をどれだけ正しく復元できるかによって計測することができる。また、開発したプログラムのいくつかはインターネット上に公開しており、ほかの研究者が自由にそのプログラムを活用したり、研究成果のチェックを行うことができる。