研究課題
<培養系・実験系>収縮能を有する筋管細胞(myotube)、骨髄由来マクロファージの培養管理、およびmyotube由来細胞外小胞(EVs)の抽出、添加を安定的に行えている。採取されたEVsはexosomeで構成され(CD63陽性率>80%)、超音波照射誘導性のEVsも同様にexosomeで構成される(CD63陽性率>80%)ことがわかった。<exosome放出制御>5分間の高強度のパルス超音波刺激、および電気刺激による持続的な単縮によってexosomeの放出が2倍増加することが明らかになった。どちらの刺激条件も、培養筋繊維に傷害性をもたらさなかった。<myotube放出exosomeのマクロファージ極性に対する影響>Myotube由来exosomeによるマクロファージM1極性(炎症促進性)抑制が確認され、それに加えて、超音波によるエクソソーム放出の増加がmyotubes培養上清のM1極性抑制を強め、その効果はエクソソーム除去によって消失することがわかった。さらに、超音波誘発性エクソソームがマクロファージのM2極性(抗炎症、組織修復性)を促進する傾向が確認された。<マクロファージM1極性制御の機序>exosome内に解糖系およびクエン酸回路代謝産物が含まれており、エクソソーム内での安定性が、代謝産物によってことなることが明らかになった。
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2021 2020 その他
すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (6件) (うち国際共著 2件、 査読あり 6件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 2件) 図書 (1件) 備考 (1件)
Ultrasonics
巻: 110 ページ: 106243
10.1016/j.ultras.2020.106243.
Physiol Rep
巻: 9 ページ: e14763
10.14814/phy2.14763.
Prostate
巻: 80 ページ: 986-992
10.1002/pros.24030.
Biomed Res
巻: 41 ページ: 179-186
10.2220/biomedres.41.179.
物理療法科学
巻: 27 ページ: 41-47
巻: 27 ページ: 48-55
https://researchmap.jp/7000012471