収縮能を有する筋管の培養上清および抽出エクソソームを、骨髄由来マクロファージに添加する実験系で、筋由来エクソソームの自然免疫に対する制御効果を検討した。 Myotube培養上清および筋エクソソーム添加によってマクロファージM1極性(炎症促進性)抑制効果が確認された。myotubeに対する超音波照射によって筋エクソソームの放出が2倍促進され、myotubeへの超音波刺激が培養上清によるマクロファージのM1極性抑制効果を強めることがわかった。その効果は培養上清からエクソソームを欠乏させることによって消失することがわかった。骨格筋による抗炎症作用はエクソソームを介して発揮されることが示唆された。
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