• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 実績報告書

共体験を基にした価値共創システムの構築と実証分析

研究課題

研究課題/領域番号 17H04768
研究機関山梨県立大学

研究代表者

杉山 歩  山梨県立大学, 国際政策学部, 准教授 (20586606)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード共体験 / 価値共創
研究実績の概要

本研究は体験型観光(ツーリズム)参加者を対象として、共体験(Co-experience)に対する心理効果に着目し、1.共体験と経験・信頼価値の増幅効果の関係性の定量評価、2.SNSを介した共体験システムの構築・検証を目的とする。これまでの研究では匿名Twitterアカウントを用いた鑑賞共有システムによる本音での感想共有システムの構築を行い、山梨県で毎年秋に開催されるワインツーリズムと呼ばれるワイナリー見学と醸造家や農家との交流を伴うイベントにてシステムの利用とアンケートによる評価を行った。また、本システムをより客観的システムとするための改良を行った。具体的にはにツイートを時系列から解放し、ランダムに感想を表示するシステムにし、背景やフォントを自由に改変するシステムとした。本システムを用いた研究では文字や背景画像による影響よりも感想をSNSに投稿するという主体的行動が観光イベントへの主観評価を向上させる事が確認された。これらの研究成果はいずれも国内学会での発表及び査読付き学会論文集への投稿を行っている。また、これらの研究成果からイベントの設計を行って主催を行った。具体的には2019年5月に金沢城を会場としてCross ArtTech Conference 2019 in Kanazawa として国際シンポジウムを北陸先端科学技術大学院大学と山梨県立大学の共同主催として開催した。本シンポジウムでは科学者、伝統工芸士、芸術家、学生、市民が共体験を通してアートとテクノロジーを核とした新しい共創の場「ArtTech」を構築する事に成功し、共体験をコンセプトに新たなシンポジウムやイベントを設計する事が可能である事を実証的に示すことに成功した。尚、2020年3月にも同様のコンセプトで別のイベントを企画中であったが新型コロナ禍により開催する事が出来なかった。

現在までの達成度 (段落)

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)

  • [学会発表] What is ArtTech?2019

    • 著者名/発表者名
      杉山歩、増田貴史
    • 学会等名
      Cross ArtTech Conference in Kanazawa 2019
    • 国際学会 / 招待講演

URL: 

公開日: 2021-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi