研究課題/領域番号 |
17H04770
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
柳下 惠美 早稲田大学, 文学学術院, 助教 (10757256)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 伊藤道郎 / アメリカ / フランス / 新村英一 / 芸術 / 文化交流 / 東西文化 / 国際的展開 |
研究実績の概要 |
平成29年度は、当初の計画どおり20世紀前半に活躍した日本人舞踊家、伊藤道郎、新村英一の国際的公演活動と舞踊学校と教育に関する国内外の一次史料の閲覧収集に着手し、調査研究・分析を行った。 具体的には、国内では主に当時の新聞記事等の閲覧収集、国外ではニューヨーク公共図書館、ロサンゼルス公共図書館、フランスの国立図書館、ロダン美術館、スイスのダンスコレクションアーカイヴなどの調査・研究機関を訪れ、伊藤道郎、新村英一に関する一次史料の閲覧収集と調査分析を行うことで舞踊の形成、舞踊教育、相互交流について新たな知見を得ることができた。 以上の作業を通じて得た研究成果を7月初旬にギリシアで開催された国際学会において"Two Japanese Male Dancers Who Fascinated the West in the Twentieth Century: Michio Ito and Yeichi Nimura"という題目で主に伊藤道郎、新村英一両者の舞踊公演と教育に関する類似点と相違点に焦点をあて発表することができた。また10月にアメリカで開催された国際学会において、ロサンゼルス時代の伊藤道郎と弟子のアメリカ人ダンサーの来日公演とその評価、二国間の文化交流、帰国後のアーニーパイル劇場での活躍や舞踊教育とファッションモデルの育成、1964年の東京オリンピックの演出構想等について"Michio Ito: A Bridge Between East and West"という題目で研究発表することができた。 さらに国内において、11月に開催された伊藤道郎に関する国際シンポジウムで「伊藤道郎の国際的芸術活動:東西文化の架け橋を目指して」という題目で講演を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
国内では主に当時の新聞記事等の収集、国外のアメリカではニューヨーク公共図書館、ロサンゼルス公共図書館、フランスでは国立図書館、ロダン美術館、スイスではダンスコレクションアーカイヴなど多くの調査・研究機関で伊藤道郎、新村英一に関する一次史料の収集に努めた。 7月初旬にはギリシアで開催された国際学会において伊藤道郎と新村英一の2人の日本人芸術家に関する研究発表、10月にはアメリカで開催された国際学会において主に伊藤道郎に関する研究発表、11月には国内で開催された伊藤道郎に関する国際シンポジウムで講演を行った。
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今後の研究の推進方策 |
平成30年度は、昨年度既に着手した日本人舞踊家の新村英一のアメリカでの活動に関する研究発表を海外で開催される国際学会で行う予定である。また研究計画に基づき、アメリカ人、イギリス人の舞踊家に焦点をあて、各国のアーカイヴなどに出向き一次史料を閲覧・収集し、引き続き研究を遂行する。
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