研究課題/領域番号 |
17H04770
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
柳下 惠美 早稲田大学, 研究戦略センター, 准教授(任期付) (10757256)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | アメリカ / ヨーロッパ / 20世紀 / 芸術文化 / 国際文化交流 / 国際的公演活動 / 学校 / 教育 |
研究実績の概要 |
平成30年度は、当初の計画通り20世紀前半に活躍したルス・セント・デニス、ロイ・フラー、マリー・ランベールの国際的公演活動と舞踊学校、教育に関する一次史料・関連史料の閲覧収集に着手し、調査研究・分析を行った。具体的には、一次史料(書籍を含む)を入手する傍ら、ニューヨーク公共図書館、ジェイコブズ・ピロー、UCLA図書館、ポンピドゥーセンター、ヴィクトリア・アルバート・ミュージアムアーカイヴ、英国フィルムインスティテュート、マリー・ランベール・アーカイヴなどの施設を訪問し、研究対象に関する一次史料の閲覧収集と調査分析を行うことで舞踊形成、舞踊教育、相互交流について新たな知見を得ることができた。昨年度から研究着手していた日本人舞踊家新村英一に関して、マルタ島(ヴァレッタ)で開催された国際学会において"Yeichi Nimura's Dance Career in Twentieth-Century America"という題目で主に新村英一のアメリカにおける公演・教育活動に焦点をあてた内容の研究発表を行った。研究対象の1人であるアメリカ人舞踊家のルス・セント・デニスについては、ギリシア(アテネ)で開催された国際学会において"Ruth St. Denis and Ted Shawn's Dance Schools" という題目でルス・セント・デニスとテッド・ショーンがアメリカに創設した学校に焦点をあてた研究発表を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の計画通り、ニューヨーク公共図書館、ジェイコブズ・ピロー、UCLA図書館、ポンピドゥーセンター、ヴィクトリア・アルバート・ミュージアムアーカイヴ、英国フィルムインスティテュート、マリー・ランベール・アーカイヴなど多くの施設を訪問して、ルス・セント・デニス、ロイ・フラー、マリー・ランベールに関する一次史料(書籍を含む)の収集に努めた。6月にはギリシアで開催された国際学会において、ルス・セント・デニスとテッド・ショーンがアメリカに創設した学校について研究発表を行い、同月にマルタ(ヴァレッタ)で開催された国際学会において、新村英一のアメリカにおける公演・教育活動について焦点をあてた研究発表を行った。
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今後の研究の推進方策 |
本研究対象について考察する度に本研究の出発点でもあるイザドラ・ダンカン、また彼女と関わりのあった日本人舞踊家についても同時に再考する必要があることに気づかされた。イザドラ・ダンカンに関しては他分野の芸術家との関係性についての研究発表を海外で開催される国際学会で行う予定である。また当初の研究計画に基づき、ドイツ、スイスで活躍した舞踊家・教育者に焦点をあて、海外のアーカイヴに出向き、一次史料を閲覧・収集し、引き続き研究を遂行する。
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