20世紀初頭から半ばにかけて、世界的に活躍した芸術家たちの国際的活動や相互影響、教育活動の考察が主目的の本研究は、当初、欧米圏で一次史料収集やインタヴュー等順調に遂行できたが、コロナ禍により海外調査ができず、計画を大幅に変更した。研究の集大成として、コロナ禍中はオンラインによる国際シンポジウムを、コロナ禍が落ち着いた頃に対面による講演会を開催した。広範囲の文化圏を扱った世界のトップレベルの研究者たちの発表や意見交換は、20世紀における舞踊の特徴と特異性、今後の舞踊の動向について多くの知見が得られ、参加者を交えた議論は大変有意義であった。対面による一流研究者の講演会でも、最先端の知見を得られた。
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