独裁制の政治制度の研究を進め、成果を発表・公刊した。第一に、非民主制の選挙について単著本として英語でまとめ、ミシガン大出版局と出版契約を結んだ。関連する研究は、Government and Opposition誌,『アジア経済』などに採択された。第二に、権威主義の政党に関する多国間データを構築した。Varieties of Democracyと共同でデータ収集を行ない、V-Partyデータとして2020年10月に公刊された。第三に、独裁政府の決定が市民の体制への正統性認識にいかなる影響をもつか、カザフスタンでサーベイ実験を設計した。2021年3月にサーベイ実験が完了し暫定分析結果を報告した。
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